売電によって固定資産税をカバーできる

土地を親から相続したときにすぐに使用するのであれば特に問題はありませんが、今は必要ないけれど貴重な資産だから相続しておくというケースもよくあります。将来的にはマイホームを建てたい、マンションを建てて賃貸経営をしたいというのが典型例です。親が大切にしてきた家が建っているから、むやみに手放したくないといった場合もあります。ただ、土地を所有していると固定資産税がかかるという問題があります。しかし、太陽光発電をすれば固定資産税をカバーすることが可能です。土地に直接、太陽光発電システムを設置して売電することができます。固定価格買取制度によって安定した売電価格で売れる状況が続いているので、税対策として活用するのがおすすめです。

撤去しやすいのですぐに土地を使える状態にできる

太陽光発電システムは撤去しやすいのもメリットです。将来的にマイホームを建てる予定の場合には、資金ができたタイミングですぐに家を建て始めたいでしょう。しかし、アパートを建てて運用してしまうと住人に退去してもらい、さらにアパートを解体するのに費用も時間もかかります。太陽光発電システムの撤去作業は建物の解体に比べて短期間で終わります。システムが十分に稼働する状態なら、業者に丸ごと買い取ってもらうことも可能です。すぐに土地を使えるようにしつつ、当面は多少なりとも利益を得られるようにする方法として太陽光発電は優れています。相続した土地を有効利用するための手段として検討してみましょう。

日本における太陽光発電の価格は、設置場所、屋根材やメーカーなどの要因によって異なります。設置する際は、複数の業者から見積もりをとり、比較することが大切です。